30 1月

開かれた自由なへルプ箱

人生、その自分の人生に起こる出来事がはじめからわかる人がいるだろうか。私は一人もいないとおもう。
私が、今まで歩んできた人生とその過程でおこる出来事が負担になり、ヘルプ箱がふえた時期があった。しかし、ヘルプ箱の多さに気づき、そのヘルプ箱の蓋(ふた)を一つずつ開き、ヘルプを求めることができる自由な人間になれたからこそ、今の私が存在する。
ところが、ヘルプ箱を積み上げるばかりで、ヘルプを求めることができず、苦悩し、葛藤する人達がいる。その一人ひとりに伝えたい。何よりも、まず自分を信じ、安心して一つのヘルプ箱を開く勇気をもって、ヘルプを求めてほしい。一つずつヘルプ箱を開いていくと、心が軽くなることに気づくだろう。その心は、少しずつヘルプ箱の一つひとつの蓋を開き、自由へと旅立つであろう。
私は祈る。…勇気を出して、ヘルプ箱を開く心を育(はぐく)む人生であることを…祈る。